習氏、ウクライナ大統領に祝電=公表せず、ロシアに配慮か―中国 2025年08月26日 19時52分

【北京時事】中国の習近平国家主席は24日のウクライナ独立記念日に合わせ、ゼレンスキー大統領に祝電を送り、「ウクライナとの関係を安定的、長期的に発展させる用意がある」とのメッセージを伝えた。ゼレンスキー氏がX(旧ツイッター)で明らかにした。中国はウクライナ侵攻を続けるロシアとの関係を重視しており、習氏からゼレンスキー氏への意思伝達が公になるのは2023年4月の電話会談以来とみられる。
習氏が外国首脳に送った祝電は通常、中国外務省や国営メディアが公表する。しかし、中国側は今回の祝電に関して発表していない。ロシアのプーチン大統領が近く訪中し習氏と会談することから、ロシア側に配慮した可能性がある。