4月のテロ関与、3人殺害=印パ衝突の発端、軍が掃討作戦―インド 2025年07月29日 17時33分

カシミール地方の湖で、ボートに乗ってパトロールするインドの治安要員=4月25日、スリナガル(EPA時事)
カシミール地方の湖で、ボートに乗ってパトロールするインドの治安要員=4月25日、スリナガル(EPA時事)

 【ニューデリー時事】インドのシャー内相は29日、4月にパキスタンとの係争地カシミール地方のインド側観光地パハルガムで起きたテロを巡り、関与した男3人を殺害したと議会で明らかにした。軍や警察などが28日に掃討作戦を行った。
 3人はカシミール地方の主要都市スリナガル近郊の森林地帯で射殺された。シャー氏によると、3人が所持していた銃器の薬きょうの特徴がテロで使われたものと一致したという。3人はいずれもパキスタン国籍で、同国に拠点を置くイスラム過激派「ラシュカレトイバ」(LeT)と関係があるとの報道もある。
 テロでは観光客ら26人が死亡し、インド政府は実行組織の背後にパキスタン当局がいると断定。5月にパキスタン領内への攻撃に踏み切り、激しい軍事衝突に発展した。パキスタン政府はインド側の主張を否定している。 

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