制裁前倒し批判せず=ロシア報道官、トランプ氏対話否定に「論評避ける」 2025年07月29日 21時07分

ロシアのペスコフ大統領報道官=5月10日、モスクワ(AFP時事)
ロシアのペスコフ大統領報道官=5月10日、モスクワ(AFP時事)

 ロシアのペスコフ大統領報道官は29日、ウクライナ侵攻を巡る対ロ経済制裁の前倒しに触れたトランプ米大統領の発言について、「留意する」と述べるにとどめた。トランプ氏は制裁の新たな発動期限を「10~12日以内」としたが、ペスコフ氏は停戦を仲介してきた米側を刺激するのを避け、反発や批判を控えた。
 トランプ氏が、停戦に応じないロシアのプーチン大統領に「非常に失望している」と述べ、今後の対話に否定的な考えを示したことについても、ペスコフ氏は「論評は避けたい」と慎重に言葉を選んだ。 

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