韓国、関税交渉の打開図る=副首相とサムスン会長相次ぎ訪米 2025年07月29日 18時23分

韓国国旗(写真左)と米国旗(いずれもAFP時事)
韓国国旗(写真左)と米国旗(いずれもAFP時事)

 【ソウル時事】韓国の具潤哲経済副首相兼企画財政相は29日、米国の関税措置見直しに向けてベセント財務長官と31日にワシントンで会談するため、訪米の途に就いた。出国前、ソウル近郊の仁川空港で記者団に対し、トランプ米大統領が韓国からの輸入品に25%の「相互関税」を課すと予告した8月1日までに、米国と合意に達するよう「最善を尽くす」と強調した。
 一方、韓国メディアによると、半導体大手サムスン電子の李在鎔会長も29日、具氏とは別に米国訪問のためソウルの空港から出国した。関税交渉を支援する狙いがあるとみられ、米国での半導体関連投資の拡大や、先端AI(人工知能)半導体分野の技術協力を打ち出す可能性があるという。 

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