「米の不許可」報道を否定=国際情勢考慮し外遊白紙―台湾外交部 2025年07月29日 18時21分

台湾外交部(外務省)の蕭光偉報道官=1月7日、台北
台湾外交部(外務省)の蕭光偉報道官=1月7日、台北

 【台北時事】台湾外交部(外務省)の蕭光偉報道官は29日の記者会見で、頼清徳総統の中南米訪問時の米国立ち寄りをトランプ大統領が許可しなかったとする英紙報道に関し「総統が近く海外訪問する計画はなく、延期や取り消し、米国による不同意はない」と否定した。
 頼氏の外遊計画は、台湾と外交関係がある南米パラグアイのペニャ大統領が7月中旬、「30日以内」に頼氏が訪れると述べて明らかとなり、中米グアテマラ、ベリーズも歴訪すると伝えられた。しかし蕭氏は「台風災害復旧事業や対米関税協議、関連する国際情勢を考慮」した結果、外遊計画自体が現時点で白紙だと説明した。 

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