「しばらくやらせておけ」=ロシア侵攻を子供のけんかに例え―トランプ氏 2025年06月06日 05時30分

5日、ホワイトハウスで行われたドイツのメルツ首相との会談で発言するトランプ米大統領(EPA時事)
5日、ホワイトハウスで行われたドイツのメルツ首相との会談で発言するトランプ米大統領(EPA時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は5日、ロシアによるウクライナ侵攻を子供同士のけんかに例え、「時にはしばらく続けさせてから引き離した方がいいこともある」と述べた。4日のプーチン・ロシア大統領との電話会談でもこの例え話を披露し「苦しみが続くことになるぞ」と説得を試みたが、プーチン氏は聞き入れなかったという。
 ドイツのメルツ首相との会談冒頭、記者団とのやりとりで語った。トランプ氏によると、プーチン氏は電話で、ウクライナによる1日のロシア空軍基地への大規模攻撃を受け「(報復)攻撃するほかない」との考えを明らかにした。トランプ氏は「気に食わない、やめろ」と伝えたという。
 トランプ氏は就任前に侵攻を「24時間以内に終わらせる」と豪語していたが、この日は「双方の憎しみがあまりに深い」ため戦闘は続くとの見通しを示した。 

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