投資巡りトラブルか=2邦人殺害事件―中国・大連 2025年06月05日 19時45分

 【香港時事】中国遼寧省大連市で日本人2人が殺害された事件で、複数の香港メディアは5日、容疑者として拘束された中国籍の男は東京都内で不動産事業を営み、被害者2人とは富士山麓の温泉宿やミネラルウオーター事業への投資を巡ってトラブルになっていたと報じた。こうしたトラブルが事件の引き金になった可能性がある。
 中国のSNSの情報として伝えたところによると、男は大連市出身。日本国籍は持たないが、日本でのビジネス活動では日本名を使用していたという。被害者2人と手掛けた温泉宿の不動産登記に自分の名前が記載されていないことが分かり、だまされたと感じたとされる。
 また、男は中国の銀行から融資を受けていたが、返済が滞り、裁判沙汰になっていたという。
 警察当局は、男と被害者2人は「ビジネス上のパートナー」だったと発表。2人は5月23日の事件発生前、中国入りしていた。 

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