ノルウェー外相がウクライナ館訪問=「可能なあらゆる支援を」―大阪・関西万博 2025年06月02日 21時51分

大阪・関西万博のウクライナ館を訪れ、専用端末で映像を見るノルウェーのアイデ外相(右)=2日、大阪市此花区
大阪・関西万博のウクライナ館を訪れ、専用端末で映像を見るノルウェーのアイデ外相(右)=2日、大阪市此花区

 訪日中のノルウェーのアイデ外相は2日、大阪・関西万博のウクライナ館を訪問した。ロシアの侵攻を受けるウクライナに対し、国際社会は「戦場や学校運営、停戦や和平交渉の準備など、可能なあらゆる支援を行うべきだ」と語った。
 ウクライナ館は「非売品」がテーマ。陳列された拡声器やおもちゃ、ボート、バラの花などの展示品に付いたバーコードを専用端末でスキャンすると、戦時下のウクライナの人々の状況を伝える映像が流れる。独立や自由、国民の精神など売り渡すことのできない価値を表現している。
 アイデ氏はウクライナ館で最も印象的だった展示として、デモなどで使われる拡声器や、戦争に巻き込まれた子供の犠牲を表すおもちゃを挙げた。「大切なもののために立ち上がるウクライナの人々の意志や力強さを見ることができた」と語った。 

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