ガザ唯一のがん病院が閉鎖=イスラエル軍の空爆で―WHOトップ 2025年05月16日 14時17分

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は15日、自身のX(旧ツイッター)で、イスラエル軍の空爆により、パレスチナ自治区ガザで唯一、がんなどの治療を行っていた高度専門病院が閉鎖に追い込まれたと非難した。これにより、ガザでがん患者が治療を受けられなくなる恐れがある。
イスラエル軍は13日、南部ハンユニスの病院を攻撃。病院の地下にイスラム組織ハマスの「司令センター」があったと主張していた。
これに対し、テドロス氏は空爆後とみられる病院内部の写真を投稿し、「病院は激しく損壊し機能不全に陥った」と説明。「脳神経外科、心臓疾患・がん治療など命に直結するサービスが断たれた。ガザではここ以外で受けられない治療だ」と強調した。
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