イスラエル外相が万博訪問＝「ユダヤ人の強靱さ示す」 2025年05月15日 16時38分
イスラエルのサール外相は１５日、大阪・関西万博の会場で、同国の「ナショナルデー」の式典に出席した。「万博に参加し、イスラエルについて発信することは、ユダヤ人の強靱（きょうじん）さを示している」とあいさつした。
サール氏はパレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの衝突に関し、「拘束されている人質がまだ５８人いる」と強調。「全員を故郷に連れ戻すまで休むことはない」と決意を示すと、会場から拍手が湧き起こった。「イスラエルと日本は共通の課題と脅威を抱えている」として、北朝鮮による拉致被害者の解放も呼び掛けた。
「永遠に」がテーマのイスラエル館は、古代建築に使われた石や同国の最新技術を展示。サール氏は「私たち独自の物語を体現している」と語った。