「原子力潜水艦」建造を視察=正恩氏、海軍の核武装化強調―北朝鮮 2025年03月08日 14時13分

【ソウル時事】北朝鮮の朝鮮中央通信は8日、金正恩朝鮮労働党総書記が海軍の「原子力潜水艦」や艦艇を建造する造船所を視察したと伝えた。正恩氏は、東西が海に面する北朝鮮にとって「海軍戦力の精鋭化、核武装化」が国防発展戦略の重要な課題だと強調した。
同通信は、視察の日時や造船所の場所は報じなかった。北朝鮮は2021年の党大会で決めた「国防力発展の5カ年計画」で原潜の建造を目標に盛り込んでいた。
正恩氏は、米軍の原子力空母や原潜が最近、韓国へ寄港したことを念頭に米国を「砲艦外交」と批判。「わが国の主権と利益を害する敵の海上や水中の軍事活動を決して座視しない」と表明し、「海軍力の革新によって、海洋主権を確実に守り、朝鮮半島と地域の安全を確保していく」と強調した。