中国販売、前年割れ=1~2月も苦戦続く―日系自動車3社 2025年03月07日 17時45分

 【北京時事】トヨタ自動車とホンダ、日産自動車の日系自動車大手3社が7日、明らかにした1~2月の中国新車販売台数は、いずれも前年割れとなった。中国では、日本勢が強みとしてきたガソリン車の市場が急速に縮小しており、苦戦が改めて浮き彫りになった。
 トヨタは前年同期比3.9%減の23万2300台、ホンダは29.8%減の10万2756台、日産は28.4%減の7万6926台だった。北京の日系大手メーカー関係者は「値引きをしても、消費者から注目されにくくなりつつある」と打ち明けた。
 中国自動車工業協会によると、2024年の中国の販売台数のうち、電気自動車(EV)などの新エネルギー車(NEV)のシェアは40.9%と過去最高だった。25年には5割近くまで増える見通しだという。 

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