グリアUSTR代表を承認=関税政策担う実務家―米上院 2025年02月27日 06時39分

上院委員会の公聴会で証言するグリア氏=6日、ワシントン(EPA時事)
上院委員会の公聴会で証言するグリア氏=6日、ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン時事】米上院は26日、米通商代表部(USTR)代表にジェミソン・グリア氏を充てる人事案を賛成多数で承認した。トランプ第1次政権で、ライトハイザー元USTR代表の首席補佐官を務めた実務家。対中強硬派としても知られる。トランプ米大統領が掲げる関税政策の実行を担う。
 賛成56票、反対43票で、野党民主党の一部議員も賛成に回った。トランプ氏はラトニック商務長官が「USTRにも直接責任を負う」と説明しており、事実上、ラトニック氏の指揮の下で関税導入や通商交渉を担うとみられる。 

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