米大統領「銅へ関税50%」=EVに不可欠、国内生産強化―医薬品には200%検討 2025年07月09日 04時49分

閣議で話すトランプ米大統領(中央)=8日、米ワシントン(EPA時事)
閣議で話すトランプ米大統領(中央)=8日、米ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は8日、輸入する銅に対し50%の関税を課す考えを示した。銅は電気自動車(EV)や先端電子機器などの製造に不可欠で、戦略物資としての重要性が増している。関税措置で自国の生産力を強化し、サプライチェーン(供給網)上のリスクに対処する。また、医薬品や半導体に関税を導入する考えも強調。医薬品には「例えば200%(の関税)が課されることになる」と言及した。
 ホワイトハウスで記者団に語った。トランプ氏は「銅への関税は50%にするつもりだ」と説明。ラトニック商務長官は8日、米メディアに対し、7月下旬か8月1日に発動するとの見通しを示した。 

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