〔NY外為〕円、144円台後半(16日) 2025年06月17日 06時35分

 【ニューヨーク時事】週明け16日のニューヨーク外国為替市場では、中東情勢への警戒感を背景に円売り・ドル買いが優勢となり、円相場は1ドル=144円台後半に下落した。午後5時現在は144円74~84銭と、前週末同時刻(144円05~15銭)比69銭の円安・ドル高。
 イランがイスラエルとの停戦を模索しているとの報道を受けていったん「有事のドル買い」が巻き戻され、円は午前中に一時143円62銭まで上昇。ただ、取引終盤にかけては、地政学リスクへの懸念が再燃し、ドルが買い戻された。
 米20年債の入札後に米長期金利が上昇したことも、日米金利差拡大の見通しに基づく円売り・ドル買いを促した。ニューヨーク株式相場の反発も、米国債の売りを促し、米金利上昇につながった。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1554~1564ドル(前週末午後5時は1.1545~1555ドル)、対円では同167円30~40銭(同166円16~26銭)と、1円14銭の円安・ユーロ高。

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