G8からロシア排除を批判=中国参加も「悪くない」―トランプ氏 2025年06月17日 07時52分

16日、カナダ西部カナナスキスで、会議に参加するトランプ米大統領(EPA時事)
16日、カナダ西部カナナスキスで、会議に参加するトランプ米大統領(EPA時事)

 【カナナスキス時事】トランプ米大統領は16日、カナダでの先進7カ国首脳会議(G7サミット)の開幕前、ロシアを主要8カ国(G8)の枠組みから排除したのは「大きな間違いだった」と批判した。記者団に語った。トランプ氏はこれまでもロシアを復帰させる考えに言及している。
 ロシアは1998年にG7に加わり、G8が誕生したが、2014年にウクライナ南部のクリミアを一方的に併合したため参加を停止された。トランプ氏はこれに関し、当時のオバマ大統領やカナダのトルドー首相を名指しして「彼らにプーチン(ロシア大統領)は追い出された。彼は非常に侮辱された」と強調した。
 また、プーチン氏が「(今も)G8のメンバーであったら、現在の(対ウクライナ)戦争は起きていないだろう」と主張した。さらに記者から中国がG7に加わることの是非を問われて、「悪い考えではない」と答えた。 

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