〔NY外為〕円、144円台前半(13日) 2025年06月14日 06時30分

 【ニューヨーク時事】週末13日のニューヨーク外国為替市場では、イスラエルのイラン攻撃による中東情勢の緊迫化を受け、リスク回避のドル買いが優勢となり、円相場は1ドル=144円台前半に下落した。午後5時現在は144円05~15銭と、前日同時刻(143円45~55銭)比60銭の円安・ドル高。
 イスラエル軍は13日、イラン核関連施設への空爆に踏み切り、精鋭軍事組織「革命防衛隊」の司令官や民間人らが死亡した。イランが報復攻撃を実施したことで地政学リスクが急速に高まり、ドル買いが進んだ海外市場の流れが波及した。
 米ミシガン大がこの日発表した6月の消費者景況感指数(暫定値)は60.5と、前月(確報値)の52.2から大幅上昇。市場予想(53.5=ロイター通信調べ)も上回ったが、トランプ米政権の高関税政策を巡る不透明感が漂っていることから反応は限定的だった。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1545~1555ドル(前日午後5時は1.1580~1590ドル)、対円では同166円16~26銭(同166円17~27銭)と、01銭の円高・ユーロ安。

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