〔米株式〕NYダウ大幅反落、一時800ドル安=ナスダックも安い(13日午後) 2025年06月14日 03時45分
【ニューヨーク時事】週末13日午後のニューヨーク株式市場は、イスラエルとイランの軍事的緊張が高まる中で投資家のリスク回避姿勢が一段と強まり、大幅反落している。優良株で構成するダウ工業株30種平均の下げ幅は一時前日終値比で800ドルを超えた。ダウは午後2時半現在、前日終値比800.90ドル安の4万2166.72ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は230.21ポイント安の1万9432.27。
イスラエル軍は現地時間の13日未明、イラン中部ナタンズのウラン濃縮施設や各地の軍事目標を空爆した。中東情勢緊迫化を嫌気した売りに大幅安で始まった後、イスラエル軍が米国時間の午後に入り、イスラエルに向けてイランからミサイルが発射されたと発表。イラン国営メディアも、イスラエルに向けて数百発の弾道ミサイルを発射する反撃作戦が始まったと伝えた。
両国の軍事衝突が激化し、世界経済を揺さぶる恐れがあるとの懸念から売りが加速、下げ幅が一段と拡大した。