〔NY外為〕円、144円台後半(11日) 2025年06月12日 06時34分
【ニューヨーク時事】11日のニューヨーク外国為替市場では、インフレ再燃への過度な懸念を弱める米物価指標を背景に円相場は1ドル=144円台後半に上昇した。午後5時現在は144円55~65銭と、前日同時刻(144円85~95銭)比30銭の円高・ドル安。
米中貿易摩擦の緩和期待から、ニューヨーク時間の早朝は円売り・ドル買いが先行。一時145円47銭まで円安が進んだ。ただ、その後発表された5月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、米長期金利が低下。日米金利差の縮小観測から円買い・ドル売りが優勢となった。
米政府が在イラク大使館職員の部分的な待避準備に入ったとの報道などを受け、午後に米株相場が失速したこともドル売りを促した。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1482~1492ドル(前日午後5時は1.1421~1431ドル、対円では同166円02~12銭(同165円44~54銭)と、58銭の円安・ユーロ高。