相互関税上乗せ、停止延長も=「誠意ある」交渉相手に―米財務長官 2025年06月12日 06時08分

米議会下院の委員会で証言するベセント財務長官=11日、ワシントン(AFP時事)
米議会下院の委員会で証言するベセント財務長官=11日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】ベセント米財務長官は11日、下院歳入委員会で証言し、通商交渉を進めている貿易相手に対して、相互関税の上乗せ分の適用停止を延長する考えを示した。適用停止は7月9日に期限を迎える。
 トランプ政権は4月、ほぼすべての国・地域に一律10%の相互関税を導入。ただ、各国別の上乗せ分は90日間発動を延期した。日本の上乗せ分は14%とされた。
 ベセント氏は「トランプ大統領次第」としながらも、「誠意をもって」交渉に臨んでいる主要貿易相手については「(停止の)延長は可能だ」と述べた。小規模な国に対しては、地域全体での「ディール(取引)」を検討していることを明らかにした。 

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