コメ卸大手、価格操作否定=「つり上げ、一切ない」 2025年06月11日 18時35分

コメ卸大手の木徳神糧は11日、コメの高騰に関し、「市場価格をつり上げたり、買い占めや出し惜しみで流通を阻害したりといった事実は一切ない」とのコメントを発表し、不当な価格操作を否定した。小泉進次郎農林水産相が「ある卸は利益が500%。どういうことなのかと普通は思う」と発言し、卸売業者に対する批判の声が一部で上がっていた。
木徳神糧の2025年1~3月期連結業績によると、コメ事業は売上高が前年同期比27.1%増の311億円、営業利益は約4.9倍の19億円。大幅増益の理由として、これまで薄利多売が続いていたが、供給不足によって価格転嫁が進んだことなどを挙げた。