〔東京株式〕小動き=休日前に手控え(11日後場中盤) 2025年07月11日 13時47分

 (13時41分)日経平均株価は3万9600円近辺での小幅な値動きになっている。新規材料に乏しい上、「休日を前に、後場は売り買いともに積極的な動きは控えられやすい」(国内証券)とされる。東証株価指数(TOPIX)も午後1時以降は動きが鈍い。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比52円52銭安の3万9593円84銭と小幅下落。東証株価指数(TOPIX)は20.73ポイント高の2833.07。決算発表を受けて大きく売られたファーストリテ〈9983〉が日経平均の足を引っ張ったが、米株高を引き継いで幅広い業種に買いが入り、全体としては堅調な展開だった。
 17%の銘柄が値下がりし、82%が値上がりした。出来高は9億6566万株、売買代金は2兆4361億円。
 業種別株価指数(33業種)は非鉄金属、小売業などが下落。銀行業、鉄鋼、証券・商品先物取引業、輸送用機器などが上昇した。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は反発。出来高3億3294万株。
 【グロース】グロース250とグロースCoreは小幅高。

 (10時13分)日経平均株価は伸び悩み、一時マイナスに転じる場面もあった。朝から大きく売られて日経平均の4万円回復を阻んでいたファーストリテが下げ幅を広げると、他の銘柄も上げ幅を縮めた。「関税を巡る日米交渉の行方を見極める必要があり、4万円付近では上値が重くなりやすい」(大手証券)との指摘があった。ただ、日経平均は3万9500円台まで押された後は、少し持ち直している。「このところ3万9500円台で踏みとどまっており、同水準では押し目買いが入りやすい」(国内証券)という。

 (寄り付き)前場の日経平均株価は前日比240円18銭高の3万9886円54銭で始まった。前日の米国株の上昇を引き継ぎ、買いが先行している。

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