〔東京株式〕続伸=米株高や円安が支え(17日前場) 2025年06月17日 11時48分

 (前引け)【プライム】午前の日経平均株価は前日比189円75銭高の3万8501円08銭と続伸した。中東情勢の緊張緩和期待を背景とした米株高や為替の円安進行に支えられ、半導体関連銘柄を中心に値上がりした。ただ、米政権の関税措置を巡る日米交渉の進展が見られなかったことから、上げ幅は限られた。東証株価指数(TOPIX)は4.37ポイント高の2781.50。
 49%の銘柄が値上がりし、46%が値下がりした。出来高は7億6919万株、売買代金は2兆0715億円。
 業種別株価指数(33業種)は非鉄金属や水産・農林業、ガラス・土石製品、機械などが上昇。半面、鉄鋼や海運業などは下落した。
 【スタンダード】スタンダードTOP20は上昇。出来高3億5836万株。
 【グロース】グロース250とグロースCoreはともに軟調。

 (10時20分)日経平均株価は為替の円安が進行する中、寄り付きから上げ幅を拡大した。米半導体株高を引き継ぎ、アドバンテス〈6857〉や東エレク〈6857〉などの関連銘柄が日経平均を押し上げている。
 ただ、市場関係者はカナダで行われた日米首脳会談について「日米交渉がめざましい成果を挙げられていないことがうかがえた」(大手証券)と指摘。交渉の進展停滞が投資家心理の重荷となっているとみられ、前日の米株に比べると「上げ幅は低調」(同)な展開となっている。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比55円35銭高の3万8366円68銭と小幅に上昇して始まった。前日の米国市場で株高となった流れを引き継ぎ、買いが先行している。

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