〔東京株式〕上げ幅縮小=連騰で過熱感(12日前場中盤) 2025年05月12日 10時18分
(10時07分)日経平均株価は寄り後すぐに3万7700円台を付けたが、その後は上げ幅を縮めている。4月23日から5月2日まで日経平均は7営業日続伸。連休明けの7日は51円安と小反落したが、8、9日と再び上昇した。25日移動平均からの乖離(かいり)率は7%を超えており、「短期的な過熱状態が意識されやすい状況になっている」(大手証券)とされる。トランプ米大統領が薬価を引き下げる大統領令に署名する考えを示し、中外薬〈4519〉など医薬品株がそろって値を下げて、日経平均の足を引っ張っている。
(寄り付き)日経平均株価は前営業日比193円95銭高の3万7697円28銭と上昇して始まった。関税などを巡る米国と中国の協議進展を受けて投資家心理が上向き、買いが先行している。