〔東京外為〕ドル、146円台後半=実需の売買は偏りなくもみ合い(29日正午) 2025年08月29日 12時05分
29日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、月末の実需の売買は偏りがなく、決め手を欠く中、1ドル=146円台後半でもみ合った。正午現在、146円89~89銭と前日(午後5時、147円16~18銭)比27銭のドル安・円高。
前日の米国時間は、4~6月期の米実質GDP(国内総生産)改定値や米週間新規失業保険申請件数が良好な結果だったのを受け、146円台後半から147円20銭前後に水準を切り上げた。買い一巡後は米長期金利の低下に伴い、一時146円60銭近くに下落。その後は146円台後半~147円台前半で推移した。
東京時間の早朝は、ウォラーFRB理事が9月のFOMCでの0.25%の利下げを支持する一方、大幅な利下げは「必要ない」と語ったと伝わり、一時147円10銭近くまで上昇。8月の東京都区部CPIは、生鮮食品を除く総合が前年同月比2.5%上昇と市場予想通りで、市場の反応は限定的だった。
本日は、月末で実質的な五・十日に当たり、実需の売買動向が注目されたが、「需給は拮抗(きっこう)していた」(外為仲介業者)といい、仲値公示にかけては146円台後半でもみ合った。午前10時すぎには買いが強まり、再び147円10銭前後に値を上げたが、「特に新たな材料が出たわけではなく、月末のポジション調整で上下しているにすぎない」(FX業者)との声が聞かれた。その後は上値の重い展開になっている。
米国時間には7月の米個人消費支出(PCE)物価の発表を控え、来週明けは米国が休場となるため、「手控えムードになっている」(邦銀)との見方があった。
ユーロは朝方に比べ対円、対ドルで下落。正午現在、1ユーロ=171円29~31銭(前日午後5時、171円35~37銭)、対ドルでは1.1661~1662ドル(同1.1643~1644ドル)。