〔米株式〕ダウ、最高値更新=早期利下げ期待で(28日) 2025年08月29日 06時20分

 【ニューヨーク時事】28日のニューヨーク株式相場は、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利下げ観測を背景に続伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比71.67ドル高の4万5636.90ドルで終了し、史上最高値を更新。ハイテク株中心のナスダック総合指数は115.02ポイント高の2万1705.16で引けた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1477万株減の9億4938万株。
 市場では、これまでのFRB高官らの発言などを手掛かりに9月の金融政策会合での利下げ期待が維持されている。金融緩和再開で景気が下支えされるとの期待感に加え、朝方発表された4~6月期の実質GDP(国内総生産)改定値が底堅かったことも買い安心感につながった。
 実質GDP改定値は、季節調整済み年率換算で前期比3.3%増と、市場予想(3.1%増=ロイター通信調べ)を上回った。
 前日引け後に5~7月期決算を発表した米半導体大手エヌビディアは0.8%安。売上高、純利益がともに四半期ベースで過去最高を更新したが、「強弱入り交じる内容」(市場参加者)との受け止めから売りが先行。一時3%安に迫り、ダウはマイナス圏に沈んだ。
 一方、生成AI(人工知能)の成長期待を背景に、エヌビディア株は下げ幅を次第に縮めたことも相場の下値を支えた。
 ダウ構成銘柄は、アマゾン・ドット・コムが1.1%高、アメリカン・エキスプレスが1.4%高、アップルが0.9%高。メルクは1.0%安、コカ・コーラは0.7%安、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は0.8%安だった。

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