〔NY外為〕円、147円近辺(28日朝) 2025年08月28日 22時06分

 【ニューヨーク時事】28日午前のニューヨーク外国為替市場では、円買い・ドル売りが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ、円相場は1ドル=147円近辺に上昇している。午前9時現在は147円00~10銭と、前日午後5時(147円35~45銭)比35銭の円高・ドル安。
 日銀の利上げ観測に加え、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを再開するとの見方が根強い中、海外市場では円買い・ドル売りが優勢。ニューヨーク市場に入ってからも円高・ドル安地合いが継続している。
 米商務省が28日発表した4~6月期の実質GDP(国内総生産)改定値は、季節調整済み年率換算で前期比3.3%増だった。設備投資や個人消費が上振れし、速報値(3.0%増)から上方修正され、市場予想(3.1%上昇=ロイター通信調べ)を上回った。これを受けて米長期金利が一時上昇したため、円相場はやや円売り・ドル買いに傾く場面もあったが、一時的な反応にとどまった。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1660~1670ドル(前日午後5時は1.1633~1643ドル)、対円では同171円60~70銭(同171円55~65銭)と、05銭の円安・ユーロ高。

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