〔NY外為〕円、146円近辺(20日) 2025年06月21日 06時42分
【ニューヨーク時事】週末20日のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の動きを眺めて売り買いが交錯する中、円相場は1ドル=146円近辺に下落した。午後5時現在は146円00~10銭と、前営業日同時刻(145円12~22銭)比88銭の円安・ドル高。
米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は20日、米CNBCテレビのインタビューで、早ければ7月の金融政策会合で利下げを再開する可能性があると表明した。早期利下げ期待がやや高まり、米長期金利が低下。日米金利差を意識した円買い・ドル売りに振れる場面もあった。
米関税政策を巡る不透明感などから、ドルはユーロなど多くの通貨に対して売られた。それにもかかわらず、取引後半には円売り・ドル買いが先行した。「日本の財政悪化懸念」(市場関係者)が背景にある。
ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1517~1527ドル(前営業日午後5時は1.1479~1489ドル)、対円では同168円22~32銭(同166円50~60銭)と、1円72銭の大幅円安・ユーロ高。