〔ロンドン外為〕円上昇、145円台前半(20日午前10時) 2025年06月20日 18時54分
【ロンドン時事】週末20日のロンドン外国為替市場の円相場は、トランプ米大統領のイラン攻撃参入への判断に注目が集まる中、円買い・ドル売りが進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、1ドル=145円台前半に上昇した。午前10時現在は145円28~38銭と、前日午後4時(145円66~76銭)比38銭の円高・ドル安。
海外市場では、米国の即時攻撃が見送られたことで、中東情勢悪化に対する警戒感が後退し、「有事のドル買い」を巻き戻す動きが見られた。ロンドン市場はこの流れを引き継いで円高水準での取引となるものの、動意に欠け、小幅なレンジでの値動きとなった。市場では「6月安値を下抜けたことで、ドル売りで構えていた投資家らが、方向感を見定めている状況」との声が聞かれた。
対ユーロは1ユーロ=167円41~51銭(前日午後4時は167円06~16銭)と、35銭の円安・ユーロ高。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1518~1528ドル(同1.1464~1474ドル)。
ポンドは1ポンド=1.3486~3496ドル(同1.3421~3431ドル)。