6月18日、FRB声明=FF金利、4.25~4.50%に据え置く 2025年06月19日 07時26分
米連邦準備制度理事会(FRB)は、6月17日、18日の連邦公開市場委員会(FOMC)において決定した金融政策について声明を発表しました。同時にFOMC参加メンバーが提示した経済見通しを公表しました。
- フェデラルファンド金利の目標レンジを4.25~4.50%に据え置くことを決定
- 財務省証券、政府機関債および政府系不動産担保証券の保有量の削減を継続
FOMC声明文(全文) 2025年6月18日14時(米東部時間)発表
[日本語訳 ゴールデンチャート社]
純輸出の変動が統計データに影響を与えているものの、最新の経済指標は、経済活動が堅調なペースで拡大を続けていることを示しています。失業率は低水準で推移しており、労働市場も堅調です。インフレ率は依然としてやや高い水準にあります。
当委員会は、長期的な視野に立って「最大雇用」と2%のインフレ率の達成を目指しています。経済見通しに関する不確実性は後退しましたが、依然として高いままです。当委員会は、二重の使命の両面におけるリスクに注意を払っています。
その目標を支援するため、当委員会は、フェデラルファンド金利(FF金利)の目標レンジを4.25~4.50%に維持することを決定しました。FF金利の目標レンジの追加調整の程度とタイミングを検討するにあたり、当委員会は、入手するデータ、見通しの推移、およびリスクのバランスを慎重に評価します。当委員会は、財務省証券、政府機関債、および政府機関保証付住宅ローン担保証券の保有額を引き続き削減します。当委員会は、「最大雇用」と2% のインフレ目標の達成を強力に支援します。
金融政策の適切なスタンスを評価するにあたり、当委員会は、経済見通しに対する新たな情報の影響を引き続き注視していきます。当委員会は、当委員会の目標の達成を妨げるリスクが生じた場合、金融政策のスタンスを適宜調整する用意があります。当委員会の評価では、労働市場の状況、インフレ圧力およびインフレ期待、金融および国際情勢など、幅広い情報を考慮します。
金融政策措置に賛成したのは、ジェローム・H・パウエル議長、ジョン・C・ウィリアムズ副議長、マイケル・S・バー、ミシェル・W・ボウマン、スーザン・M・コリンズ、リサ・D・クック、オースタン・D・グルスビー、フィリップ・N・ジェファーソン、アドリアナ・D・クグラー、アルベルト・G・ムサレム、ジェフリー・R・シュミット、クリストファー・J・ウォーラーの各氏でした。
[ゴールデンチャート社]
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