〔ロンドン外為〕円、143円台後半(13日午前10時) 2025年06月13日 18時42分

 【ロンドン時事】週末13日午前のロンドン外国為替市場は、中東情勢の緊迫化を背景にリスク回避の動きが強まる中、対欧州通貨などでドルが買われた流れが円相場に波及し、円は1ドル=143円台後半に下落した。午前10時現在は143円74~84銭と、前日午後4時(143円69~79銭)比05銭の小幅円安・ドル高。
 時間外取引で米長期金利が下げ幅を縮小したことなども円の押し下げ要因となった。市場では、有事には円やスイス・フランが買われやすい一方、イスラエルのイラン攻撃を背景にドルが買われたことに「やや違和感がある」(邦銀筋)との声が聞かれた。足元の軟調な米指標を受けたドル売りの反動が出ているとみている。来週については、「週末の動向次第で、円が買われる展開もありそうだ」(同)との見方を示した。
 対ユーロは1ユーロ=165円72~82銭(前日午後4時は166円42~52銭)と、70銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1523~1533ドル(同1.1576~1586ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.3554~3564ドル(同1.3589~3599ドル)。

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