〔NY外為〕円、144円台後半(9日) 2025年06月10日 06時45分

 【ニューヨーク時事】週明け9日のニューヨーク外国為替市場では、米中貿易協議の進展に注目が集まる中、円相場は1ドル=144円台後半で小動きとなった。午後5時現在は144円56~66銭と、前週末同時刻(144円82~92銭)比26銭の円高・ドル安。
 米中両政府は9日、英ロンドンで閣僚級協議を開いた。中国が導入したレアアース(希土類)の輸出規制や双方の関税措置による対立が緩和に向かうかどうかが焦点。市場では協議内容を見極めたいのとの思惑から様子見姿勢が漂い、小幅な動きにとどまった。
 一方、協議開催を受けて「米資産への(売り)圧力が和らぐ可能性がある」(エコノミスト)との期待感から円売り・ドル買いの流れが若干進む場面もあった。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1414~1424ドル(前週末午後5時は1.1392~1402ドル)、対円では同165円05~15銭(同165円00~10銭)と、05銭の円安・ユーロ高。

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