米デモ取材の豪記者にゴム弾=アルバニージー首相「容認できない」 2025年06月10日 16時42分

オーストラリアのアルバニージー首相=5月15日、インドネシア・ジャカルタ(AFP時事)
オーストラリアのアルバニージー首相=5月15日、インドネシア・ジャカルタ(AFP時事)

 【シドニー時事】米ロサンゼルスのデモを取材していたオーストラリア民放9ニュースの女性記者、ローレン・トマシさんが米時間8日、背後から警察官にゴム弾を発砲されて足に当たり、軽傷を負った。アルバニージー豪首相は10日の記者会見で「容認できない」と非難し、トランプ米政権に懸念を伝えたことを明らかにした。
 トマシさんは被弾時、カメラマンと共にデモ参加者と当局との衝突の模様をリポートしていた。けがについては「大きなあざができ、少し痛みがあるが、大丈夫だ」と説明している。
 アルバニージー氏は「恐ろしい光景だ。彼女は記者として最善を尽くし、メディアと判別できる格好をしていた」と指摘。発砲の標的とされたことは不適切だとの認識を示した。 

海外経済ニュース