交渉打開、レアアース焦点に=米中貿易協議2日目 2025年06月10日 15時13分

トランプ米大統領=5日、ワシントン(EPA時事)
トランプ米大統領=5日、ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン、北京時事】米中両政府は10日、英ロンドンで2日目の閣僚級貿易協議に入った。中国のレアアース(希土類)輸出規制を巡って何らかの進展があり、停滞する交渉を打開できるかが焦点だ。
 トランプ米大統領は9日、ホワイトハウスで「中国とはうまくいっている。良い報告しか受けていない」と語った。同時に「中国は容易な相手ではない」とも指摘。レアアースの輸出規制については「様子を見よう」と話した。
 米ブルームバーグ通信によると、初日の協議は6時間超に及んだ。中国が4月にレアアースの輸出規制を強化したことで、各国で自動車の生産停止が相次ぐなど、世界経済の先行きに影を落としている。 

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