〔ロンドン外為〕円、155円台後半(21日正午) 2025年01月21日 21時32分

 【ロンドン時事】21日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、時間外取引での米長期金利の動向を眺めた取引となり、1ドル=155円台後半で弱含んだ。正午現在は155円86~96銭と、前日午後4時(155円64~74銭)比22銭の円安・ドル高。
 トランプ大統領の関税政策を巡る発言を背景にドルが急伸し、円相場でも円売り・ドル買いが優勢となった海外市場の流れを受けた。ただ、週後半の日銀金融政策決定会合が意識され、円は買い戻された。ロンドン時間では、米金利の低下幅を縮小する動きにつれ、じり安で推移している。
 市場では「円相場は既に週末の日銀決定会合に意識が移っている」(為替ストラテジスト)との声があった。ただ、トランプ政権の関税政策は依然不透明で「トランプ氏の動向を注視する状況は変わらない」(同)状況だ。
 対ユーロは1ユーロ=161円37~47銭(前日午後4時は161円87~97銭)と、50銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0348~0358ドル(同1.0395~0405ドル)。
 ポンドは1ポンド=1.2232~2242ドル(同1.2288~2298ドル)。

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