〔NY外為〕円、149円台半ば(16日朝) 2024年10月16日 22時10分

 【ニューヨーク時事】16日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、取引材料難の中、1ドル=149円台半ば近辺で小動きとなっている。午前9時現在は149円40~50銭と、前日午後5時(149円15~25銭)比25銭の円安・ドル高。
 日銀の安達誠司審議委員は16日、デフレリスクに配慮した上で、追加利上げを慎重に進めることが望ましいとの見解を明らかにした。また、円安に伴う物価上昇圧力の後退にも言及し、海外市場では円が再び148円台に上昇する場面があった。
 ニューヨーク市場は149円15銭前後と、前日終盤に近い水準で取引を開始。この日朝方は主要な米経済指標の発表などもなく、翌17日の米小売売上高待ちで持ち高調整中心の商いとなっている。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0880~0890ドル(前日午後5時は1.0887~0897ドル)、対円では同162円70~80銭(同162円38~48銭)と、32銭の円安・ユーロ高。

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