〔米株式〕ダウ3日ぶり反落、324ドル安=半導体が安い(15日) 2024年10月16日 05時48分

 【ニューヨーク時事】15日のニューヨーク株式相場は、半導体やエネルギー関連株の値下がりが重荷となり、3営業日ぶりに反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比324.80ドル安の4万2740.42ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は187.10ポイント安の1万8315.59で取引を終えた。
 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比2億1279万株増の9億3561万株。
 オランダの半導体製造装置大手ASMLがこの日、2025年通期の業績予想を下方修正したことをきっかけに、半導体の需要に対する懸念が高まり、米エヌビディアやインテルといった関連銘柄が急落。原油安を受け、米エネルギー大手シェブロンなども大きく下落した。
 他に、米医療保険大手ユナイテッドヘルス・グループが同日示した業績見通しが投資家の期待を下回り、大幅安。ダウ平均全体を押し下げた。米金融大手が発表した7~9月期決算はおおむね堅調で、金融株の多くに買いが入った。
 ダウ銘柄では、ユナイテッドヘルス・グループが8.1%安、インテルが3.3%安、シェブロンが2.7%安、ダウが1.8%安。一方、新たな資金調達計画を明らかにしたボーイングは2.3%高、ウォルマートとメルクがいずれも1.7%高、ジョンソン・エンド・ジョンソンが1.6%高。

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