〔NY外為〕円、144円台半ば(28日朝) 2025年05月28日 22時07分

 【ニューヨーク時事】28日午前のニューヨーク外国為替市場では、新規材料難の中、円相場は1ドル=144円台半ばで小動きとなっている。午前9時現在は144円50~60銭と、前日午後5時(144円28~38銭)比22銭の円安・ドル高。
 この日朝方は主要な米経済指標の発表はなく、取引材料に乏しい状態。前日発表された米消費者景気信頼感指数が市場予想を大きく上回ったことが引き続き材料視される中、相場は円安・ドル高地合いとなっている。
 トランプ米大統領による欧州連合(EU)への高関税適用延期も、ドル買いを促している。ただ、午後に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6~7日開催分)の発表を控え、様子見気分も強い。
 一方、日本の財務省が28日実施した40年債入札は応募倍率が2.21倍と2024年7月以来の低水準となった。低調な結果を受けた金利上昇を背景に、海外市場では一時円買い・ドル売りが先行する場面もあった。
 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.1300~1310ドル(前日午後5時は1.1323~1333ドル)、対円では同163円40~50銭(同163円47~57銭)と、07銭の円高・ユーロ安。

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