次世代パワー半導体の開発中断=EV市況悪化受け―ルネサス 2025年05月29日 21時53分
半導体大手、ルネサスエレクトロニクスが炭化ケイ素(SiC)を使う次世代パワー半導体の開発を中断したことが29日、分かった。当初は2025年に高崎工場(群馬県高崎市)で量産を始める予定だったが、電気自動車(EV)市場の市況が悪化していることなどを考慮した。
SiCを使ったパワー半導体は省エネ性能に優れているとされる。日本メーカーもロームなどが力を入れているが、近年は中国勢が台頭しており、競争が激しくなっている。