ガザ停戦案で「イスラエルに圧力を」=仲介役カタール、未回答を批判 2025年08月27日 14時11分

カタール外務省の報道官=6月17日、ドーハ(AFP時事)
カタール外務省の報道官=6月17日、ドーハ(AFP時事)

 【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザの停戦交渉を巡り、仲介役カタールの外務省報道官は26日、イスラム組織ハマスが既に同意した停戦案にイスラエル側が回答していないことについて「彼らは回答したいと思っていない」と批判した。その上で「国際社会に対しイスラエルに圧力をかけるよう求める」と述べた。イスラエルメディアが報じた。
 報道官は「ハマスが同意した停戦案はイスラエルが過去に同意したものと変わらない」と指摘。「ガザでのイスラエルの作戦はエスカレートしており、それは(交渉での)前向きな結果を生み出さない」と語った。
 現在の停戦案は、60日間の停戦期間中にガザに残る人質50人の一部をハマスが解放する内容。7月に停戦交渉が頓挫した後、イスラエルは人質全員の解放を要求する方針に転じた。 

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