サルコジ元大統領、最高勲章剥奪=汚職事件の有罪確定で―仏 2025年06月15日 17時04分

【パリ時事】フランスのサルコジ元大統領(70)は汚職事件での有罪確定に伴い、最高勲章のレジオン・ドヌール勲章を剥奪された。5日付の決定が15日の官報で公表された。仏国家元首経験者が最高勲章を失うのは2人目。
サルコジ氏は2007~12年に大統領を務めた後、贈賄罪などに問われ、24年12月に禁錮3年(うち2年は執行猶予付き)の判決が確定。実刑の1年は在宅での監視に代替され、今年2月に電子ブレスレットを装着したが、高齢を理由に5月に外された。
AFP通信によると、第2次大戦中にナチス・ドイツに協力したビシー政権のペタン元帥も戦後に国家反逆罪などを宣告され、最高勲章を取り上げられた。