配給スタッフら死亡、ハマス襲撃か=米イスラエル主導の財団発表―ガザ 2025年06月12日 15時38分

【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザでの食料配給のため米イスラエル主導で設立された「ガザ人道財団(GHF)」は11日、財団スタッフらを乗せたバスがイスラム組織ハマスに攻撃され、少なくとも5人が死亡したと発表した。AFP通信などが報じた。
GHFは声明で「午後10時(日本時間12日午前4時)ごろ、20人以上のGHFスタッフを乗せたバスがハマスの残忍な襲撃を受けた」と説明。「凶悪で意図的な攻撃を最も強い言葉で非難する」と表明した。乗っていたのはすべてパレスチナ人で、南部ハンユニス近郊の食料配給拠点に向かう途中だったという。
ただ、イスラエルメディアによれば、ハマスはバス襲撃を認めたものの、同組織と敵対しイスラエルの支援を受ける武装勢力が標的だったと主張している。