中東「危険な場所に」=イスラエルのイラン攻撃に備え―米大統領 2025年06月12日 09時16分

イラクの対テロ部隊が警護する在イラク米大使館=2020年1月、バグダッド(AFP時事)
イラクの対テロ部隊が警護する在イラク米大使館=2020年1月、バグダッド(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は11日、記者団に対し「(中東地域が)危険な場所になる可能性がある」と警告した。米CBSニュースは、イスラエルが対イラン攻撃の準備完了を米側に通告したと報道。トランプ政権はイスラエルとイランの軍事衝突も念頭に、情勢緊迫化への備えを急いでいる。
 米国務省は同日、「地域の緊張の高まり」を理由に一部の在イラク大使館職員に国外退避を指示した。テロや武力衝突、誘拐などの恐れがあるとして、米国民にもイラクへの渡航中止を勧告。同省当局者は「最新の分析に基づき、イラクの在外公館の人員規模を縮小する」と説明した。
 CBSによれば、国防総省も中東地域に駐留する米兵の家族に関し、地域外への自主退避を承認した。 

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