国内避難民が130万人に=ギャングの暴力、一段と深刻化―ハイチ 2025年06月11日 18時27分

国際移住機関(IOM)は11日付の声明で、ギャング関連の暴力が続くハイチで、これまでに約130万人が国内で避難民になったと明らかにした。昨年12月から24%増えたといい、深刻化の一途をたどっている。
ハイチの人口は推定約1200万人で、市民の10分の1以上が家を追われたことになる。政情不安が続く中、当局は暴力のまん延を抑制できていない。
IOMのポープ事務局長は、避難民の多くを占める子供や女性、高齢者が「着の身着のまま自宅から繰り返し避難することを余儀なくされ、安全でも持続可能でもない環境で暮らしている」と指摘。国際社会に支援の強化を呼び掛けた。