「クーデター」関与を否定=被告の前大統領が初陳述―ブラジル最高裁 2025年06月11日 14時13分

【ブラジリア時事】2022年のブラジル大統領選で敗北した結果を覆そうとしたとして、クーデターを企てた罪などに問われている同国前大統領のボルソナロ被告は10日、首都ブラジリアの連邦最高裁で開かれた公判に出廷し、関与を否定した。
2月の起訴後、ボルソナロ被告が法廷で陳述したのは初めて。同被告が主導し、民間人や軍人と協力して選挙結果の履行を阻止しようとしたとされる。
ボルソナロ被告はスーツにネクタイ姿で出廷。自らクーデターの計画を持ち出したことはないと反論し、「常に憲法を支持する立場にあった」と述べた。