トランプ米大統領、イランと近く核協議=ウラン濃縮「許されず」 2025年06月10日 09時31分

トランプ米大統領=5日、ワシントン(AFP時事)
トランプ米大統領=5日、ワシントン(AFP時事)

 【ワシントン時事】トランプ米大統領は9日、ホワイトハウスで記者団に対し、イランとの核協議が近く開かれると明らかにした。トランプ氏は12日に行うと語ったが、イラン外務省報道官は通信アプリで、仲介国オマーンの首都マスカットで15日に開催する方向で調整していると述べた。
 実現すれば、米イラン両政府の高官協議は6回目となる。核協議では、ウラン濃縮活動を認めない立場の米国に対し、イラン側は活動の継続を主張。トランプ氏は「彼ら(イラン)は濃縮活動を求めているが、許されない」と強調した。
 米側には、核兵器保有につながるとして濃縮活動を警戒する声が根強いが、これまでの協議では低レベルの濃縮活動を限定的に容認するなど、一定の譲歩を示したと伝えられている。 

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