ＮＺ首相報道官を更迭＝買春時に無断録音 2025年06月04日 20時19分
【シドニー時事】ニュージーランド（ＮＺ）首相府は４日、ラクソン首相を担当するマイケル・フォーブズ副報道官が買春時に無断で録音するなどの不適切な行為をしたとして辞任したことを明らかにした。事実上の更迭。フォーブズ氏は声明で「間違ったことをした」と謝罪した。
ＮＺメディアによると、フォーブズ氏は複数回にわたり、買春相手の同意を得ずに情事を自身のスマートフォンに録音した。昨年７月にサービスを提供した女性の一人が録音に気付き、警察に被害を届け出た。首相府が調査した結果、同氏のスマートフォンには、着替え中の女性を窓越しに盗撮した写真なども保存されていた。
フォーブズ氏はジャーナリスト出身で、事実関係を認め、「傷つけた女性に心からおわびする」と表明。首相府は「報道官の職務を続けさせることはできない」と判断した。