ロシア兵死傷者95万人=第2次大戦後で最多―ウクライナ侵攻 2025年06月04日 19時47分

米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は3日、2022年2月に始まったウクライナ侵攻でロシア軍の兵士最大25万人が死亡したとの推計を発表した。軍事作戦に伴うロシア兵の死者としては、旧ソ連時代を含めて第2次大戦後最多。負傷者も加えた人的被害は95万人以上とみられる。
ウクライナ側の死者数は最大10万人。負傷者を含む人的被害は40万人に達している。
推計は英国防省が公表するデータなどに基づく。ロシア側の死者は年を追うごとに増えており、旧ソ連によるアフガニスタン侵攻(1979~89年)の1万5000人より圧倒的に多い。アフガン侵攻は国力の疲弊を招き、ソ連崩壊の一因になったとされる。