台北で天安門追悼行事=頼総統「歴史を直視」 2025年06月04日 19時17分

【台北時事】中国で民主化運動が武力弾圧された天安門事件から36年に当たる4日、台北市中心部の広場で追悼行事が開かれた。台湾の頼清徳総統はこれに先立ち、フェイスブックに「歴史を直視してこそ未来へ進める」と投稿し、事件を隠蔽(いんぺい)する中国の習近平政権を批判した。
行事は複数の民間団体の共催。事件当時の北京・天安門広場の写真が展示され、献花台が置かれた。開催団体の一つ「華人民主書院」スタッフの胡嘉穎さん(24)は、「全体主義国」の危険性に警鐘を鳴らす意義があると指摘し、「事件を語り継ぐ手伝いをしたい」と語った。