米の核提案に反発=ウラン濃縮継続訴え―イラン指導者 2025年06月04日 17時15分

 【イスタンブール時事】イランの最高指導者ハメネイ師は4日、首都テヘランで演説し、イラン核開発を巡る新たな合意に向けて米国が示した提案は「われわれの自立の原則に反する」と主張した。地元メディアが伝えた。
 ハメネイ師は、米国がウラン濃縮活動の停止を求めていることに対し「濃縮を続けるべきか否か、なぜ口出しするのか」と反発。「(米国は)イランに原子力産業は不要だと考えているが、原子力産業はエネルギーのためだけではない。多くの科学分野が影響を受ける」と述べ、濃縮継続の必要性を訴えた。 

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